お釈迦様のことば「四馬」
今年のお正月に山門に掲示したものですが、午年も三分の一が過ぎてしまいました。まだ間に合うと思いましたので、せっかくだかこちらにも掲載しました。 お釈迦様のことば「四馬」 ここに四頭の馬がいます。 一頭目はムチが毛が触れると走る馬、次に皮に触れると走る馬、三頭目は肉に触れると走る馬、最後は骨に触れると走る馬です。 一頭目の馬とは、人の命は限りあることを自然と知る人です。 二頭目は、年を重ねて命の短さに気付く人です。 三頭目は、病気になって自分もいずれ死のだと実感する人です。 四頭目は、死が目前に迫ってやっと死から逃れられない現実を理解する人です。 誰でも例外無くどこかで自らの命の儚さを知るのです。 そしてその時初めてかけがえのない人生を悔いなく生きる大切さがわかるのです。 この世のすべては移りゆきます。怠らず努めなさい。 令和丙午八年正月 惠林寺住職 関口興顯 合掌 四馬の教えについては、『正法眼蔵』「四馬」にあります。 四馬については、自然と知る人、他人の死で知る人、肉親の死で知る人、自分の死で知る人の四種とする解釈もあります。